新年明けましておめでとうございます。謹んで、年頭のご挨拶を申しあげます。

昨年元日の夕方に起こった能登半島を中心とした地震により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。また生活インフラが寸断されるなか、現地で支援にあたられている方々に敬意を表します。私たちの思いは皆様とともにあり、本学として何ができるかを検討してまいります。

法人としましては専門学校Tochigi Global Fashion Business Collegeの他、昨年度の主要事業計画において、４月から埼玉県所沢市に日本語学校J-COLLEGEを開校いたしました。所沢市は首都圏ながら緑豊かな素晴らしい場所です。
このような恵まれた環境のもとに設置するJ-COLLEGEは、将来有為な外国人青年、特にアジアの青年に対して、日本の大学、専門学校等への進学教育を行い、
日本語の教育普及並びに日本の文化・社会に対する理解を深めるとともに、国際化時代に対応した人材育成を目指し、国際交流に寄与したい所存です。

また来年度以降の主要事業計画において少子高齢化に伴い企業による人材不足を解消する一助となるよう、新たに人材育成に特化した事業を行うべく準備室を２０２５年４月に開設します。

パンデミック、気候変動、大規模自然災害、格差と貧困の拡大等、人類社会は大きな課題に直面しています。国内においても、少子化や地域間・階層間の格差拡大をはじめとして多くの問題が累積しています。SDGs（Sustainable Development Goals）の17の目標が世界的に共有されつつありますが、中でも教育は他の目標に対しても大きな影響を与えると言われており、SDGsの達成に向けて教育の果たす役割はますます大きくなっています。
専門学校Tochigi Global Fashion Business College、そして新たに新設しました日本語学校 J-COLLEGEのひとりひとりの学びの重要性が一層増す中、次代の社会を担う学生・生徒への支援はより良い未来を拓くために不可欠であるとの認識のもと、教職員一同、不断の努力を続けてまいります。
本年も変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和７年１月１日

学校法人　荒川学園

理事長　　荒川泰幸